３年ほど前、当社佐々木設計企画で住宅改修をさせて頂いたお宅のお母様より頂いたアマリリスの花が、今年もきれいに咲きました。「キレイな色の花が咲きますよ」との言葉と、育て方を書いた丁寧な手書きの説明書まで頂いたのですが、実は最初の年には花が咲きませんでした。「キレイな色の花」と言われていたので、どのような色の花が咲くのか楽しみにしていました。そして何より、贈って下さったお母様にお花の報告ができず、心苦しく思っていました。ですが、昨年は見事に咲き、ホットしたとともに、その花の美しさにびっくりしました。そして３年目の今年も、見事に咲きました。アマリリスというと、私は色の濃い花をイメージしていましたが、頂いたこの花は、白色をベースにうっすらとピンク色が入った、上品で優しい色合いのアマリリスです。この花があるだけで、お部屋の雰囲気が一気に華やかになります。そして、この写真は既に３輪目の花で、まだつぼみもありますので、もう少しこの優雅な花を眺められそうです。アマリリスって、こんなに長い期間楽しめるんですね。ありがとうございます。
その時住宅改修させて頂いたお宅はこちらです。
築２０年ほどの平屋の２世帯住宅でしたが、お風呂が共用でした。高齢のご両親のために、寝室脇に、トイレと浴室の増築、そしてご自分たちのリビングが暗いので、明るくしたいとのご要望で、レイアウトの変更と一部増築、そして冬場のヒートショック対策をご提案させて頂き、住宅改修を致しました。
改修前のお部屋には、限定的な日の光しか入らないので、日中でも照明が必要でした。
間仕切りを外し、直接日が入るようにし、床の色も、今まではダーク系の落ち着いた色でしたが、明るい木色にしました。キッチンの下がり壁も閉鎖的でしたので、ＩＨコンロに取り替え、アイランドキッチンにしました。キッチンの周りをぐるっと一周できますが、でも、流しの手元は見えないよう工夫してあります。
ご両親の寝室とトイレが離れていましたので、寝室のすぐ隣に水回り（トイレ、洗面、浴室）を新たに設けました。今までは部屋ごとにちょっとした段差もありましたが、これを機会に、段差の解消と手すりの設置も致しました。
仕切り壁の向こうにトイレがあります。
この写真の左側のお部屋が、ご両親の寝室です。これなら夜中のトイレも苦になりません。
上記のトイレの隣が脱衣室です。洗濯機の脇に、ＳＫシンクも設置しました。
ちょっと足が不自由になってきたお父様の今後も考えて、ユニットバスにはぐるっと手すりを設置してあります。
ご両親には、生活しやすいと、とても喜んで頂けました。
バリアフリー改修の場合は、現在の状況と今後のことも視野に入れてプランのご提案が必要ですね。佐々木設計企画では、福祉住環境コーディネーターもいますので、一般的な改修はもちろんのこと、バリアフリー改修も得意としています。