自ら選んだ大黒柱がリビングに。木が子どもたちの生長を見守る家。
伐採作業に立ち会い倒される木にびっくり!
H家には3人の子どもたちがいます。安心して子育てがしたいとの要望があり、当社は県産材を活用した家づくりを提案しました。
木には心を和ませる作用があります。常に木が見え、木の香りに包まれた暮らしは、お子様たちの生長に良い効果をもたらします。
柱、梁の構造材にはすべて産地証明付きの県産材を使用しています。H家の人たちは山元まで足を運び自然の中にそびえ立っている木々の中から、自ら大黒柱の木を選んでいただきました。
伐採作業にも立ち会い、子どもたちは目の前で切り倒された木の大きさにびっくりしていました。その木は30センチ角の大黒柱となり、リビングの中心で子どもたちの生長を見守っています。
室内の柱や梁材はすべて現し構造。設計上、いかに美しく見せるか、木の組み方に工夫しました。
居室の床板には厚さ30ミリの杉板を使いました。杉材は柔らかく、素足で歩くと足から温かみが伝わってきます。
自然素材である木は「反り」や「ひび割れ」が生じ、木目や色合いも一様ではありません。その点を建築主に十分理解してもらう必要があります。Hさんは当初から木の家を希望しており、施工者側とスムーズな意思疎通ができたとのことです。「木の温もりに包まれ、木の香りに癒される生活ができて満足しています」と話します。
当社は、今後、県産材の家づくりを検討している人に「まずは、県産材で建てた家を見て触れて、感触や空気感を体験してほしい」と考えております。
構造・規模 | 木造・地上2階 |
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延床面積 | 191.28㎡ |
用途 | 住宅 |
外部仕上 | 屋根:カラーガルバリウム鋼板立平葺 外壁:ラスモルタル下地ジョリパット仕上 |
内部仕上 | 床:杉板張 壁:漆喰塗・クロス貼 天井:杉板張 |