こんにちは、佐々木設計企画 佐々木です。
昨年より準備を進めていました文挾町彫刻屋台を保管する蔵が完成しました。
落成記念の式典は後日行いますが、
式典に先だち彫刻屋台の組み立てを行いました。
木箱にきちんと収納されていた各パーツを取り出し、
まずは広場に並べました。
こんな間近に見られるなんて、こんな時にしかありませんね。
遠くで見ると、竜の荒々しさを感じる彫刻ですが、
近づいてみてみると、実に繊細に彫ってあります。
そして、平面的な彫りだけでなく、立体的な彫りが施されているのにはびっくりします。
厚み30㎝はあります。
頭の中でイメージしながら彫っているのですよね。
素晴らしいです!!
しかも、この屋台、なんと明治15年建造です。
棟木(?)にきちんと書かれていました。
白木造りで全面彫刻で飾られているこの屋台は、
日光市の文化財にも指定されています。
地域の住民により140年もの間大切に保存されてきたこの屋台。
今回、組み立てたまま保管できる蔵が出来上がりましたので、
後世にもぜひ引き継いでゆきたい地域の宝です。