梼原町総合庁舎のすぐ近くに「ゆすはら座」がありました。隈研吾氏と梼原町のつながりの原点となった建物です。
ゆすはら座は、大正時代に建てられた和洋折衷様式の木造2階建て、高知県で唯一の木造芝居小屋です。隈氏はこの建物の保存活動に携わることで町との交流が深まり、「雲の上のホテル」につながりました。
舞台や花道、2階の桟敷席など丁寧に修復されていて、当時の様子がしのばれました。一時は取り壊しが決まっていたそうですが、建物の価値が認められこのように保存されていることは素晴らしいですね。外観もとてもステキでした。
総合庁舎、ゆすはら座を後にして次に向かったのは、「マルシェ・ユスハラ」です。
写真ではちょっとわかりにくいですが、外壁は茅を素材としたブロックです。
1階は農産物や特産品の販売スペースと食堂でした。2・3階は宿泊施設(雲の上のホテル別館)になっているそうです。
吹抜けになっているマルシェスペースは、まるで森の中にいるような雰囲気。こちらの建物も地元の木材がふんだんに使われていました。そんなに広くないスペースですが、鏡のトリックですね。実際よりかなり広く感じました。