栃木県野木町にある、日本最古の煉瓦窯見学に行ってきました。野木町は栃木県にありますが、私が住んでいる日光市からは結構な距離があるので、ちょっとなじみが薄い町です。それもそのはず、埼玉県、茨城県、群馬県が交差するような位置なんですね。そんな野木町に、日本で一番古いレンガ窯があります。
明治２３年に造られ、昭和４６年まで、約８０年間可動していましたが、レンガの需要衰退とともにその役目が終わり、長いこと放置されていましたが、野木町が約５億円の改修費用をかけ、２年前に公開されました。国の重要文化財の指定も受けています。現存するものの中で、唯一完全な形を保っている貴重な産業遺産ですが、１６角形の建物は、本当に美しかったです。内部は、１６角形のひとつひとつが入口が付いた窯になっていて、実に効率よくレンガが造られる仕組みになっていました、ボランティアのガイドさんが、当時行われていた煉瓦の製造工程を丁寧に説明してくれました。
５年ほど前、深谷市を訪れましたが、深谷市もレンガの町でした。
誠之堂、清風亭など 大正ロマンを感じる建物を見学しました。
佐々木設計企画では、木質空間を多用する設計が多いので、レンガを使うことは少ないのですが、レンガもいいですよね。
機会がありましたら、ぜひレンガを活用した空間を作ってみたいです。